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評価:
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主人公、静子は七十を過ぎたおばあちゃんだが、可愛らしい見かけに反して、思い立ったらやってみる行動派だ。しかし、決して力まず、まぁやってみましょうというノリだ。そんな彼女の行動が、家族が抱えるモヤモヤを、それとは知らず解決してしまう。読んだ後は、少しスッキリした気分になる。
職場の人から薦められた本。前に職場に勤めていた人と静子が似ているよーと言うのでちょっと気になっていた。
うーん、確かに似ているなぁ。この、飄々とした感じは。色々あったことが、良くも悪くも表に出ない人だった。周りがどんなに慌てても、決してペースを乱すことがなかった。ああいう風になりたいものだ…と密かに憧れていた。