Selected Entries
Categories
Archives
Profile
森川(記者)

本を売り、本を読む日々。
詳細

散 漫 帖

本と映画と妄言と
<< 気になる部分(岸本佐知子/白水社/再読) | main | 東京古本とコーヒー巡り(交通新聞社) >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

Posted by スポンサードリンク
- / / - / -
死神の精度(伊坂幸太郎/文藝春秋)
 死期の近い人間の調査を行うために、人間界にやってきた死神と人間達との物語。
 連作六編、ミステリー風なのは『チルドレン』と似た感じの作り。読みやすさと魅力的な設定は、人気あるのも分かる。でも、正直なところ格好良すぎて気が引けるんだよな…。好みの問題かもしれないけど。あと、読んでいてオチが推測しやすいのがミステリーとしては物足りない。
 一番最後の「死神対老女」が唯一オチが読めず、内容も面白かった。真面目に客引きする死神がいいね、何か間が抜けていて。CDショップの視聴コーナーに集う死神たち(ヴィム・ベンダースの『ベルリン・天使の詩』で図書館に集う天使たちのようだ)とか、音楽にやたら反応する死神とか、そのくだりは読んでいて楽しかった。
Posted by pareidolie21
小説(国内) / 00:05 / comments(0) / -
スポンサーサイト
Posted by スポンサードリンク
- / 00:05 / - / -
COMMENT