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森川(記者)

本を売り、本を読む日々。
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散 漫 帖

本と映画と妄言と
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エレンディラ(ガルシア=マルケス/ちくま文庫)
評価:
ガブリエル ガルシア・マルケス,G. ガルシア・マルケス
筑摩書房
 友人から「おばあちゃんが凄いよ!」と猛プッシュされていた本。
 裏表紙の「大人のための残酷な童話」という紹介文の通り、残酷でグロテスクで悲惨なんだけど、読んでいるうちに魔法をかけられてしまったような、不思議な短編が七つ収録されています。
 凄いおばあちゃんが出てくるのは、一番最後の「無垢なエレンディラと無情な祖母の信じがたい悲惨の話」という作品。不注意で家を全焼させてしまった孫のエレンディラに、身を売ることで弁償させる祖母、そんな二人の悲惨な旅の話です。とはいえ、後引く悲惨さはない。露骨な表現はなく、グロいながらも美しい表現、しかし淡々とした文体。ホントに御伽噺のような雰囲気です。
 他の短編では、「失われた時の海」と「この世で一番美しい水死人」が特にツボでした。普段汚い海から漂ってくる薔薇の香りだとか、美しい水死人の男に恋する女達だとか、そういった話に弱いです。
Posted by pareidolie21
小説(海外) / 01:42 / comments(0) / -
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